東京唐木仏壇
1982年(昭和57年)に東京都知事から伝統工芸品の指定を受けた仏壇です。
江戸時代の元禄年間、当時の江戸指物師が仕事の合間に「桑・欅(けやき)・桧(ひのき)」などの国産銘木で仏壇を作ったのが始まりとされています。
現在の東京仏壇はこれらの銘木を材料として、指物技法(接合道具を使わずに木と木を組み合わせて作られ技法)を駆使し、丈夫に仕上げられた、高級唐木仏壇の代名詞となっています。
安田松慶堂では、東京都指定伝統工芸士の手掛ける東京唐木仏壇を、小型でシンプルなデザインのものから、豪華な彫刻の施された大型のものまで、多数展示しております。
『仏壇に黒檀(こくたん)、紫檀(したん)などの唐木材を最初に使った人が、当時の江戸仏師・三代目安田松慶だったと言い伝えられています(1840年頃)。』